肩甲挙筋でトリガーポイントが形成されやすいのは主に次の2カ所。
1 肩甲挙筋筋腹
2 上角付着部
肩甲挙筋の筋腹は4本あるが、実際に触知感がはっきりあるのは2本。なのでまずは2本を触り分けて刺鍼できるようにする。
2本の触り分けがまだできない、もしくは状態として困難な場合は2回に分けて刺鍼すると良い。1回目で筋がゆるめば触り分けをしやすくなる。
肩甲骨上角への刺鍼は肩上部からではなく背部からのほうが安全。ただし、肋骨角と肩甲骨内縁を間違えることがあるので要注意。
頚椎横突起付着部へは刺鍼できなくはないが、できればマッサージツールを使って押圧する方が効果的。
最長筋と間違えやすいが、正しく触察をして刺鍼をすれば効果を得られる。