最長筋を刺鍼する時だけではないですが押手はとにかく重要。
最長筋の場合で言うと通常腹臥位で刺鍼しますね。この場合、最長筋の筋腹はベッドと平行ではありません。最長筋はベッドの水平ラインに対しては斜め。
この場合、細かなことになりますが押手もその斜めのラインに対して平行にセットしないと正確に刺鍼ができません。
また、最長筋がC2、C3辺りから乳様突起に向かってややカーブします。この場合も同じくそのカーブに沿って押手の向きを変えなければ正確な刺鍼になりません。
つまり、筋腹に対して垂直方向と水平方向の2軸を合わせて押手を作ることが重要。
この基本ができた上で、筋縁の深部に押手を当てることができればトリガーポイントのヒット率が上がる。